一番近い人のために、一番遠くの人のために。地球に住む1000人の仲間と”大地の再生”に挑戦!!

人間は地球の可能性!!命とあそぶ、命をあそぶ、命であそぶ。

《補足》「遊」= ”ゆっくり道を行く”中国の哲人荘周の言行録『莊子』では、人の心と世(道)を結びつけ、”何物にも囚われれない主体的で自由な心の在り方”を「遊び」と表現した。

その姿を見ると人間は地球環境を“破壊する力”を持つ反面、
自然や地球を豊かにする力”と“役割”があるように感じます。

主な活動3つ

大地の再生

地域の継続的な再生を通して毎月行います。(昨年実績、月平均2日)3年後、復活した池でホタル鑑賞会を予定しています。

自然の循環体験

衣食住、自然、教育など命を育む専門家をお呼びし、個人、チーム、親子、専門家同士で学べる機会を作ります。

希望を感じる故郷作り

古き良き暮らしの再現と新しく生まれた知恵を取り入れ、人と自然が共に豊かになる暮らしを体験できる場を創造していきます。

STORY

非営利団体ありがとう地球ができるまでの、想いを綴ったお話です。ぜひ読んで見てください。

 

故郷のことを思う

実家のある新城市は愛知県で唯一”消滅可能性都市”に指定され、天然記念物のニホンカモシカが家の前を歩くことがあります。(消滅可能性都市=人口流出、少子化が進み存続できない可能性がある都市)​

先祖は18代前から家の前にある神社で神主をしながらこの地で農業を営んできました。​

僕自身は幼少期から転勤族の父に連れられ都会暮らしでしたが、家の長男として先祖の土地をどうしていったらいいのか?故郷を離れ、都会で働きながらもずっと気になっていました。

一緒に出した答え

昨年2月、妻と二人で出した答えは、”暮らしを楽しむ”でした。

先祖が残してくれた大地を活かし、そこでの暮らしを楽しもうと決めると、風や水の流れ、木々の声、大地の声を聴く”大地の再生”の後藤翔太さんとその師である矢野智徳さんと出会いました。

そして、暮らしに必要な食べ物や、暮らしに利用できる様々な実りを持続可能な方法でより多く手に入れるフォレストガーデン(食べられる森)造りの専門家、庄司正昭さんにも出会いました。​彼らに昨年4月から毎月2〜3日新城に来ていただき、”大地の再生”と”フォレストガーデン(食べられる森)”造りが始まりました。

自然はつながり、循環している

ある日、葉っぱが枯れている柿の木の前で、後藤翔太さんが根の方を指差し言いました。

​「この根の周りの土を掘って風と水を通すと、この木の葉は元気になると思いますよ」​

”目に見える”葉と”目に見えない”根に関係性があること、それが観えることに驚きました。
その後、実家の隣にある竹やぶに隣接した泥がたまり沼になってしまった“公共の元ため池”を見て、
「砂防堰堤によって流れが止まり淀んだこの池はヘドロ化し、ガスを生み植物を枯らしたり生物や周りの環境に影響を与えていきます。​

地中で抜ける先がなくなった水は上流部まで停滞し、ガスは上に登るためその影響は斜面の上側に出やすいんです。この方向にある家で心身に支障の出た人はいませんか?」

と後藤翔太さんが僕に言いました。偶然かもしれませんが指差した方角には、我が家も含め、心身の病気を持つ人がいました。

愛のバトンを受け取った日

フォレストガーデン造りを始めて2ヶ月、600坪の畑に小山や川を造る敷地造成が始まりました。ショベルカー(重機)を使って、畑の中に水路を通す溝を掘りはじめたとき、

ショベルカーを動かす職人さんが急に、「この畑の上に重たい重機を乗せたくない、すぐに重機を畑から降ろしたい」と言いだしました。

急にどうしたんですか?と聞くと

その方は、掘り起こした畑の土を手に取り、

​「この豊かでたっぷり空気を含んだ土の層を見て欲しい、これは、この土地が18代前からずっと、大切にされ愛され続けてきた証拠。重い重機が畑の上を通れば、この豊かな土は硬く締まってしまう。僕にはそんなことはできない。だから畑から重機を今すぐにおろしたい。」

​と、言いました。

我が子を褒められた時のように、先祖たちの愛に触れたことが嬉しく、僕と妻は泣いてしまいました。​迷いは消え次世代にこのバトンをつないでいく覚悟が決まりました。その後の溝掘りは手作業で続けました。(笑)

ここは地球の一部

畑のことだけを考え遊んでいれば楽だし楽しい。沼になった公共の池を綺麗にするには途方もない労力やお金がいる。しかし、ここを見て見ぬ振りするのは違う!

この公共の池を整え美しくすることは、家族や地域、地球にとって必要と思い立ったとき、妻が「やるしかないでしょう」と言ってくれました。

自分の足元を豊かな大地に戻すことは、地球全体の再生、喜びにつながっている。誰に理解されなかったとしても、地球の一部であるこの地を綺麗にすると決めました。

置かれた場所で咲く大地再生への想い

父は長年畑に生い茂る雑草に頭を悩ましていたのですが、そこに生える草の役割を知ることで捉え方が変わりました。

​畑に生えていたある草は、大地に溜まったガスを根を伸ばして抜き、ある草は表土を固定し土の侵食を防ぎ、ある草は微生物を育み痛んだ大地を修復していました。

それまでただの雑草と思っていた草たちは、それそれ役割があり力を合わせ土地を豊かにしていました。それを知った日を境に、父は畑の草を“野草”(のぐさ)と呼ぶようになりました。

自分に与えられた命を大切にして活かし、目の前の人、命、地球、全体の喜びと幸せを願う。自分が生まれた意味を散々考えてきましたが、野草から自分が生まれた意味を教わった気がしました。

1は無限の始まり

この活動を始めてから後で知ったことですが、新城市には九州東部から関東へ縦断し日本海側と太平洋側を南北に分ける世界第一級(日本最長)の断層、”中央構造線”があります。

​その断層が関東に向けエル字に昇り始めるポイントで、活断層が肉眼ではっきり見える観測に適した場所でもあります。(2007年に日本の貴重資源とされる地質百選に選定されました)

鳳来寺山には日本三大東照宮のひとつがあることでも知られ、高さ60mを超える傘杉(国指定天然記念物)は2017年まで日本一で今回指揮をとる大地の再生の創始者”矢野智徳”さんが、大地の再生の技法を生み出すきっかけとなった場所です。

また、川向かいにある我が家の畑の一部は”長篠の戦い”の場でありその後の日本の戦術、戦法が大きく変わった場所でもあります。

中国の友人であり通訳、翻訳家の方が今回の活動のことをこんなふうに言ってくれました。
「“龍脈”の再生なんですね。中国人ならその意味が分かります。」(龍脈=地中を流れる気のルートのこと)日本各地に大切なポイントがいくつもありますが、生まれた場所から喜びが広がっていくことを願っています。

暮らすことが働くになる

築130年になる実家の基礎は束石(つかいし)という、丸石の上に木柱が立てられ構造は家の重さを分散させ、家の下にある大地を圧迫しない仕組みになっています。

そこに住む人が井戸から水を汲めば地下の水圧が変わり水が循環し大地はより豊かになります。

先月、お寺の竹やぶを間引き、出た竹を焼いて竹炭を作り、それを水路に入れたり、土に混ぜ”大地の再生”に使いました。

お手入れして出た物が次の資源になりその地をさらに豊かにしていく。

大地の再生と出会いわずか一年ですが、里山の暮らしに触れるほど、人と地球が共に豊かになる暮らしの未来がみえてきます。

一番近い人のために
一番遠くの人のために

真実を観て、真実から生きる。この活動は誰かや何かを否定するのではなく、私たちが地球や全ての命に対して優しさから関わるにはどうすればよいか?​

地球と生きとし生ける命と調和し共存していける暮らしを見出していくプロセスを仲間と共に楽んでいきます。